クラブ概要
ロータリー用語辞典

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IM(インターシティ・ミーティング)
都市連合会(Intercity Meeting)を参照のこと。
アディショナル・クラブ (Additional Clubs)
ロータリーの外部拡大に貢献するため、既存クラブはその所在地域を割譲するか、あるいは所在地域を同じくするクラブの結成を承認することによって、既存クラブの現所在地域内に設立されるクラブのこと。クラブの所在地域を一部共有することはできない。
ロータリー世界の人口変動の結果、大都市中心部に人口が集中することとなった。そのような地にアディショナル・クラブを結成することが賢明であることは、そのようにして結成されたアディショナル・クラブの活力と成功によって、また、スポンサーとなったクラブのさまざまな面に、ひいては、ロータリー全体の発展に、数々のプラス面をもたらしたことによって実証されている。ガバナーは、ロータリーの職業分類制度の下に少なくとも25名の会員をもつ強力かつ活動的なクラブとして永続しうる場合は、必ず、大都市にアディショナル・クラブを結成することを奨励すべきである。
アド・ホック委員会
特定の目的を達成するまでの任期をもって国際ロータリー会長より任命される特別委員会。他の特別委員会は、ロータリー年度末をもって終了するが、アドホック委員会は、その委員会が任命された特定の目的が達成されたとき、または理事会がこれを解任したときに終了する。
アール・アイ (RI)
国際ロータリー(Rotary International)のこと。
RI会長 (RI President)
会長はRIの最高役員である。会長はRIの第1の代弁者であり、国際大会とRI理事会の会合を主宰し、事務総長の仕事を見守り、事務総長に助言し、その職責に属するその他の任務を行う。

会長は、
1.国の元首、政府及び市民の指導者、報道機関及び一般社会の人々に対してロータリーの主たる代表者となる。
2.すべてのロータリアンを励まし、やる気を起こし、RIの国際的かつ第1のスポークス・パースンになる。
3.RI理事会、国際大会、地域大会、さらに会長エレクトと協力し国際協議会のすべての会合を主宰する。
4.事務総長と協議して、RIの奉仕業務と活動を推進し、実行しやすくする。
5.重要事項または会長が関心を特に示した事項について事務総長の意見を聞く。
6.事務総長の業務を監督し、事務総長に助言し、事務総長及び事務局の業務遂行について少なくとも年1度RI理事会に報告する。
7.ロータリーのプログラムを遂行するために、自らが職権上の委員を務めるRI委員会(会長指名委員会を除く)の委員、
RIの審議会の役員、その他を任命する。
8.慎重にモデレーターを任命することにより、国際協議会において次期ガバナーが適切な研修を受けられるようにする。
9.適宜、ガバナーの職務遂行を監督し、必要があれば助言及び指導にあたる。
10.会長の任命したロータリアンを会長代理として地区大会に派遣する。
11.RI理事会が定めた予算と方針の範囲内で、会長職の責務と任務に釣り合うくらいの程度、世界各地を訪れるプログラムを
実施するよう望まれ、奨励されている。但し、任期中の3分の1は世界本部で過ごすものとする。
12.在職年度中、RI中で遵守する適切なテーマを選ぶことができるし、選ぶよう奨励されている。年度のための強調プログラムを
発表し、それが在職年度中に最高に重要なプログラムとなる。
13.会長は、その職務に関して会長を直接補佐するエードを会長職の任務に関して1名おくことができる。
14.会長職に付随するその他の任務を遂行する。
15.会長の決めた期間、会長職の権限を他の理事及び事務総長に委任できる。
16.RI理事会またはその執行委員会が開かれていないときもしくはこれを容易に招集できないときに生じた緊急事態については、
会長が、組織規定に従い、RI理事会に代わって決定することができる。
17.会長エレクトと協力し、管理委員会との連絡責任者をつとめる。
RI会長エレクト (President-Elect,RI)
RI会長指名委員会から指名されたRI会長ノミニーがRI会長就任2年前の年度の国際大会で選挙された会長当選者のこと。選挙された歴年度の7月1日から会長就任までの1年間は会長エレクトとしてRI理事会メンバーを務める。
1.会長並びに会長ノミニーと緊密かつ折り合いよく協力し、RI会長という指導力の安定性と継続性を保つこと。
2.できる限り、数多くのロータリー研究会に参加するなど、会長に要請された任務を受諾する心構えであること。
3.RIの指導者としての1年に備えるために、かなりの時間と努力を捧げる責任を負うこと。
4.国際本部内の会長エレクトの執務室に移り、実務を行う補佐を決める。
5.適切な資金的補助及び職員の実務支援を提供するものとする。
6.予算を含め、国際協議会のあらゆる面の指示、計画及び監督に責任をもつものとする。
7.会長就任年度の予算の作成に協力すること。
8.RI財務委員会の投票権を有する職権上の委員を務めること。
9.事務総長と会合し、会長の任期中の公式な計画の準備手続を開始し、この計画を実施するために職員との業務協力を開始すること。
10.すべての理事会に出席すること。
11.会長就任年度の国際大会の計画を立て始めること。
a 事務総長と会合し、国際大会の立案計画に協力する職員を決めること。
b 国際大会の計画立案のための委員会の会合期日を決めること。

委員会(RI) (Committee of RI)
RI理事会は、RI細則に明記されている通りに常任委員会を設置し、さらにRIのためになると判断された他の委員会を設置する。RI細則に別段の規定のある場合を除いて、会長は、すべての委員会と小委員会の委員を任命し、各委員会と小委員会の委員長を指名する。会長は、会長指名委員会、長期計画委員会、監査運営審査委員会を除く全委員会の職権上の委員である。
会長指名委員会の決定を除き、すべての委員会決定は理事会の承認によって初めて効力を生じるものとする。委員会は、所定の職務権限が別段規定する場合を除き、本来、管理機能をもたず、もっぱらRI理事会に助言するものとする。
委員会(クラブ) (Committees of Club)
クラブ委員会は、五大奉仕部門に基づく年次目標および長期目標を実行する責務を担う。会長エレクト、会長、直前会長は指導の継続性と計画の一貫性を図るよう協力すべきである。継続性を保持するため、可能であれば、委員会委員が同じ委員会を3年間務めるよう任命すべきである。会長エレクトは、任期が始まる前に、委員会の空席を補填するために委員および委員長を任命し、計画会議を設ける責務がある。委員長は、同委員会の委員としての経験を有していることが推奨される。常任委員会は次の通り任命さるべきものとする。
・クラブ管理運営委員会
この委員会は、クラブの効果的な運営に関連する活動を実施するものである。
・会員増強委員会
この委員会は、会員の勧誘と会員維持に関する包括的な計画を立て、実施するものである。
・クラブ広報委員会
この委員会は、一般の人々にロータリーについての情報を提供し、クラブの奉仕プロジェクトと奉仕活動を広報する計画を立て、
この計画を実施するものである。
・奉仕プロジェクト委員会
この委員会は、地元地域社会および他国の地域社会におけるニーズに応える教育的、人道的、および職業関係のプロジェクトを
立案し、実施するものである。
その他、必要に応じて特別(アドホック)委員会を設けることができる。
ロータリー財団委員会 この委員会は、寄付とプログラム参加を通じてロータリー財団を支援する計画を立て、実施するものである。
クラブ委員会委員長は、就任する前に地区協議会に出席すべきである。
クラブ委員会は、ガバナー補佐および関連する地区委員会と協力すべきである。
クラブ委員会は、委員会活動についてクラブ理事会に定期的に報告すべきであり、適切であれば、クラブ協議会において報告を行う。
委員会の会合 (Committee Meetings)
会長またはRI理事会が会合の開催を是認した場合に限り、会長が会合の開催を認可する。RI委員会の会合は、通例エバンストンの世界本部で開かれる。委員会は、公式会合を持たなくとも、適切な通信手段を用いて業務を進めることができる。
一業一人の会員制 (One man from each Classification Principle)
ロータリーの基本的特色の一つで、会員は現に従事している専門職務によって分類され、一業種から正会員1名という(報道機関、宗教、外交官を除く)創立以来の会員制。この制度は2001年の規定審議会により変更となった。
イニシエーション・スピーチ (Initiation Speech)
ロータリーに入会して自己紹介をすること。例えば自分の経歴、職業、趣味、考え方など他の会員に伝え、理解を深めていくこと。
インターアクター (Interactor)(IA)
インターアクトクラブ会員のこと。高校に在学中の学生または12歳から18歳までの若い人が会員資格をもつ。
インターアクトおよびローターアクトの名称と記章 (Interact and Rotaract Names and Emblems)
インターアクトおよびローターアクトの名称および記章は、これらの名称を付したそれぞれのクラブおよびこれらのクラブの会員のみが使用するものである。
インターアクトクラブ (Interact Clubs) (IAC)
インターアクトクラブは、奉仕と国際理解に貢献する世界的友好精神の中で相共に活動する機会を青少年に与えるために結成される。入会できるのは高校に在学中の生徒または年齢12歳から18歳までの若い人である。新しいインターアクトクラブの創立会員数は、最低15名となっているが、これは義務付けられているものではない。
目標
1)建設的な指導力を養成し、自己の完成を図ること。
2)他人に対する思いやりと、他人の力になる心構えを奨励し、これを実践すること。
3)家庭と家族の重要性に対する認識を涵養すること。
4)個人の価値を認める考え方に立脚して、他人の権利を尊重する観念を養うこと。
5)個人的成功のためにも、地域社会の改善のためにも、さらには団体としての業績を上げるためにも、各人が責任を負うことが
その基本であると強調すること。
6)すべての有用な職業は社会に奉仕する機会であるとして、その品位と価値を認識すること。
7)地域社会、国家および世界の問題についての知識と理解を深める機会を提供すること。
8)国際理解と全人類に対する善意を増進するために、個人として、また団体として、進むべき道を切り開くこと。
インターアクトクラブは、一つのロータリークラブまたは数クラブによって結成され、提唱され、かつ指導監督され、そしてガバナーによって確認された後、RIの証明と承認を得て設立される。その他の方法では、創立することも、維持することもできない。
引退した人の会員身分 (Membership of Retired Persons)
引退した人がロータリークラブの正会員として入会する場合、職業分類として、以前の職業を使用することになるが、これは職業分類における会員の人数制限に対して数えられない。クラブの職業分類の会員数には、引退したロータリアンを含めないものとする。
インターナショナル・ポリオプラス委員会 (International Polio Plus Committee) (IPPC)
ポリオ撲滅達成のために、ポリオプラスのすべての面を調整し、すべての地域、国別ポリオプラス委員会に指示し、方針や作戦を管理委員会に勧告する。ポリオ撲滅活動を遂行している各国、各地域は、ポリオプラス委員会にこうした活動を監督させる。すべてのポリオプラス委員会は、公式名簿に掲載されている。

エクスカーション (Excursion)
ロータリー地区大会などで、ゴルフや、観光旅行をすることを呼び、知り合いを広め親睦をはかる上で効果が大きい。
エレクト (Elect)
次期会長に指名されたRI会長ノミニーが、国際大会で代議員によって正式に選挙された時点から、会長に就任する時点までの間、会長エレクトという。ガバナーの場合は同様にガバナーエレクトという。クラブ会長の場合も同様にクラブ会長エレクトという。
円卓会合 (Round Table)
ロータリーでは例会以外の一定の日に会員有志が集まって会食し、親睦をはかる非公式の会合をいう。炉辺会合はこれに入る。この会合への出席は、メークアップにはならない。

黄金律(The Golden Rule)
「己のされたいと思うように、人のためにせよ」というキリストの教えで、ロータリーの理想に一致するものである。
親クラブ (Sponsor Club)
新クラブの結成に際して助力し、結成後もRIの一員として速やかに成長するよう指導する責任を引き受けたクラブ。
新クラブ結成に当たりガバナーに協力する特別代表の所属クラブがスポンサークラブになるのが普通である。